自宅で腸内洗浄
近年は、便秘の解消というだけでなく、美肌やデトックスという目的から、美容目的の腸内洗浄をする人も増え、それに合わせて対応している病院も増え ているようです。
でもやっぱり、病院で看護師さんに見られながら便を出すのは恥ずかしいという人も多いようで、最近では「自宅でできる腸内洗浄キット」が、ドラッグストアなどでも売られています。
必要なものはすべてそろっていますし、使い捨てのキットなので、初心者でも手軽に自宅のトイレで1人で腸内洗浄を行うことができます。
また、以前は業務用のようなものだけで、種類もあまりなかった浣腸剤ですが、最近は女性向けの浣腸剤も市販されています。
かわいいピンクのパッケージだったり、自分ひとりでもできるような形に工夫されていますし、購入する若い女性も増えたといいます。
しかし腸内洗浄や浣腸は、適切な方法で行わないと、腸の内部を傷つけてしまったり、本来は腸の中に存在しないといけないはずの善玉菌まで洗い流してしまったりする、弊害も指摘されています。
それに、いったん腸内洗浄や浣腸に頼りはじめてしまうと、逆に普通の方法で便を出すことができなくなる人もいます。
「癖になっちゃう」というやつです。
やはり、できることなら下剤や腸内洗浄などという外的な手段に頼らずに、あくまでも生活習慣の改善によって自然な排便リズムをつくることが重要です。
そして、数年前に腸内洗浄がブームになってから、「宿便は大腸がんのもと」「宿便は美容の大敵である」というイメージが広まって、すごく悪いもののように思われがちですが、宿便は多かれ少なかれ誰のお腹の中にもあるものです。
それがあること自体は、人間の体にとって織り込み済みのものなので、「宿便をゼロにする」ということに闘志を燃やすのはよくありません。
あまりやり過ぎると、腸内の粘膜を傷つけ、別の病気になってしまうおそれもあります。
