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お肌の悩みの一つでもあるニキビの種類と出来てしまうメカニズム
思春期の時期だけじゃなく、大人になっても悩みの一つであるニキビ。
実はニキビはれっきとした皮膚病の一種なのです。
ただのニキビだと思って放っておくと痕が残ってしまうこともあり、ニキビ痕が残って後悔してからでは遅いので、前もってちゃんとニキビの種類や出来てしまうメカニズムについて知っておきましょう。
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毛穴のつまりがニキビの原因
まずは、思春期に出来るニキビも大人になってから出来るニキビも、そもそも毛穴の入口つまりが原因です。
以下にニキビの出来るメカニズムを順番にまとめてみました。
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皮脂分泌が増えてしまう原因とは?
ニキビができやすい部分というのは、皮脂分泌の多い顔や胸元、背中などがあげられます。
皮脂分泌が活発になり、脂性になってしまうのです。
では、皮脂の分泌が活発になってしまう原因には下記のような事があげられます。
1.成長ホルモンの影響
まず成長ホルモンの影響が考えられます。
思春期になると分泌が増え、その結果、時にTゾーンなどの皮脂分泌が増えてしまいニキビが出来やすくなってしまうのです。
2.男性ホルモンの影響
男性ホルモンは思春期になると男性だけではなく女性にも少量ですが分泌されるのです。
また、大人になるとストレスなどが原因で分泌が高まってしまい、女性のニキビの大きな原因になっています。
男性ホルモンとは皮脂分泌を活発にさせ、その上に皮膚の角化を促してしまう作用があります。
男性ホルモンが女性にも分泌されているとは意外でしたね。
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3.ストレス
男性ホルモンの分泌を高めてしまう原因にもなるストレス。
過度の緊張、疲労、睡眠不足などにより自律神経に影響が出てきます。
すると、緊張をつかさどる交感神経とリラックス状態をつかさどる副交感神経のバランスの崩れに繋がってしまいます。
その結果、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが大量に分泌されてしまい、副腎皮質からの男性ホルモンの分泌量が高まってしまうことに繋がってしまいます。
4.毛穴が詰まってしまう原因
毛穴が詰まってしまう原因には以下のようなことがあげられます。
新陳代謝の低下や、ホルモンの影響などで肌の表面が硬くなってしまいます。
そのせいで毛穴付近のターンオーバーが正常に行われなくなってしまうことに詰まりを起こしてしまいます。
また逆に過度な刺激を肌に与えてしまうと、肌を守ろうとして角質が硬くなってしまうこともあります。これが皮脂の詰まりに繋がってしまう事もあるようです。
5.ニキビの初期段階である白ニキビ・黒ニキビ
角質が硬くなってしまうと毛穴の入り口が狭まってしまいます。
その結果、産毛を伝って皮脂表面に出るはずだった皮脂が毛穴の中に溜まってしまい、固まってしまいます。
最初は、ニキビ周りの皮膚の色は正常ですが、表面が少し盛り上がるように見えてきたり、指先で触ってみると固まりが分かるくらいの状態です。
そして、そこから白っぽくポツンと出てきているのを白ニキビと言います。
ここからもう少し症状が進んでいくと、毛穴を押しのけながらだんだんと皮脂が出てきます。
出てきた皮脂に汚れが付着したり、皮脂が参加したりすると先端が黒っぽくなってきます。
これを黒ニキビと言います。
6.赤ニキビ
赤ニキビとは簡単に言えば、白ニキビ・黒ニキビをそのまま放置して炎症が起きている状態のことを言います。
この段階まで来てしまうと抗生物質を使った治療が必要になってきます。
炎症を起こしてしまう原因は、詰まった毛穴の中で皮脂を栄養源にして、アクネ菌という菌が繁殖してしまったせいで起きてしまいます。
この段階まで来てしまうと早く炎症を抑えることが重要になってきます。
炎症が起こってしまうとニキビが治った後に肌に色素沈着やクレーターなどの痕が残る可能性があります。
よく手で触ってしまったり指先でつぶしたくなってしまいがちですが、絶対にやめましょう。
最後に、今回はお肌の悩みの一つでもあるニキビについて細かくまとめてみました。
この内容をしっかりと覚えて、たかがニキビとは思わず、湿疹などと同じように「病気」と捉えるようにしましょう。
そして、早い段階で治療をしましょう。
早い段階でケアを始めることにより、肌へのダメージも少なく済みます。
赤ニキビが出来てしまったら皮膚科に行って早めに治しましょう。
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